2 砂糖添加ハイポネックス培地
処理日 4月23日
写真 4月27日
MOGーA1菌はグルコースをエネルギー源にして急速大繁殖する。
処理4日後にこのようにコロニーをつくる。
芝草で休眠していたbacillus菌は不活性となり、bacillus菌のコロニーは一つも発生していない。
処理後10日目の状態。
〇 1,2 砂糖削除のハイポネックス培地では、MOG-A1菌はエネルギース足でコロニーは作れない。
しかし、bacillus菌、その他の多様な常在菌もコロニーを作れない状態である。
MOG-A1菌の菌糸、コロニーは見えないが、他の微生物を不活性にしている。
〇 3,4 砂糖添加ハイポネックス培地では、充分な炭素源である砂糖が含有しているため、
これをエネルギー源としてMOG-A1菌は大繁殖して、10日間で写真のように培養基上を優占支配している。
この活性、繁殖は、他の微生物、bacillus菌の活性を許さないで「休眠」させている。
MOG-A1菌はリグニン、セルロースを分解出来る唯一の菌である木材腐朽菌。
芝草の枯れた茎葉を・・・分解する。
考察
MOG-A1菌を強く活性させるには、充分な炭素源が必要である。
この試験では水1000ccに砂糖30grである。
この砂糖をMOG-A1菌が分解してブドウ糖を作り、これをエネルギー源として旺盛な繁殖をおこなった。
糖削除の区では、繁殖するためのエネルギー不足から菌糸、コロニーを形成するまでに活性出来ない。
4
3
2
1
供試材料
芝草の枯れ葉茎。
ハイポネックス培地
試験方法
1 ハイポネックス 糖削除培地 オートクレイブ
芝草の枯れた茎をMOG-A1菌溶液に浸漬して培養基に置床。
写真 1 2
2 ハイポネックス培地 水1000cc当たり 砂糖30gr 培地 オートクレイブ
芝草の枯れた茎をMOG-A1菌溶液に浸漬、培養基に置床。
培養方法
最低温度5℃ 最高温度20℃ 室内静置培養。
処理開始日 2018年4月13日
写真 4月23日。
枯れた芝草にはbacillus菌の「芽胞」が生息休眠している。
培養基の置床すれば、直ぐに「芽胞」は発芽を始めるようになる。
このbacillus菌の芽胞とMOG-A1菌の菌の場所取り競争を検証する試験である。
芝草 枯れ葉におけるbacillus菌とMOG-A1菌の抗争試験
bacillus菌の不活性試験
suma-to siken 172